\ 保存料・人工甘味料不使用!(⚠黒糖使用) /
こどもバナナ青汁
- 野菜を食べてくれない
- どうせ食べないから食べてくれるもの中心のメニュー
- 食べられる野菜を増やしてあげたい
子どもは、どうして好きなものしか食べないのでしょう。
カンタンにいうと、生き残っていくために安全な選択をしているといえます。
ところが、人類の長い歴史の中で、食の安全が保証されるようになったのは、ごく最近のことです。
これから先も生き延びていくため、わたしたちの体には祖先から受け継だ特別な力が、本能に備えられています。
たとえば
- よくわからないもの危険
- 苦いものと酸っぱいもの危険
- 違和感を感じたら[危険 など
2人に1人の子どもは、偏食の傾向を持って生まれてくるといわれています。
その背景には、
- 大人にくらべて食に対する経験が浅い
味や安全性が予想しづらい - 体の発達がまだ未熟
違和感や不快感で苦手意識を持つ - 甘いものや脂っこいものは体がもとめる味
お菓子やポテトしか食べない
などといった、さまざまな理由が隠れています。
それができたら苦労してないよ、ですよね、ごもっとも……。
でも、これがあなたが探しもとめていた最短ルートなんです。
この記事では、下記について詳しく解説していきます。
- 子どもが野菜を食べない?本能が危険を感知しているかも
- 食の経験が本能をあざむく
- 違和感は取り除こう!意欲が経験値を押し上げる
- 対等な関係が子どもの自立を後押しする
どうせ食べないのに作っても……、また栄養偏ってる……と、自分を責めてイライラ。
地域健診や保育園で「きのうの食事」欄を埋めるたび、胸がキューっと責められてる感におそわれる。
わたしにも、あるあるです。
ですが、続けたことで変化を実感できたのは事実です。
もしも、子どもが自分からチャレンジしてくれるようになったらどうでしょう?
あなたのため息が一つ減って、笑顔が一つ増えるかも……しれませんよね。
幼児期の子どもが食材に慣れるためのステップと、きょうからはじめたいカンタンな習慣について詳しく解説していきます。
今回もとても有益な情報ですので、最後までご覧いただければ幸いです。
注意
この記事は、子どもに野菜を食べて欲しいと日々苦闘している、あなたに向けた内容になっています。
子どもを野菜好きにされたい方は、この辺でお引き取りください。
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こどもちゃれんじ
子どもが野菜を食べない?本能が危険を感知しているかも
子どもが野菜を嫌がるという状態は、本能が危険を感知し、野菜は危ない対象と認識している可能性があります。
では、本能はどうやって危険を感知しているのでしょう。
本能が危険を感知?覚えておきたい5つの危険シグナル
本能は、あるシグナルを手掛かりに危険を感じとります。
たとえば、
- 苦いもの(苦味)毒
- 酸っぱいもの(酸味)腐敗
- よくわからないもの(情報がない)危険
- 緑色(未熟の果実)毒・危険
- 刺激が強い(辛味・しびれ)毒・危険
複数のシグナルのかけ合わせは、野菜に対する疑惑をより確信に近づけてしまいます。
マヨネーズかけても、塩ふっても食べてくれない
ブロッコリーが苦手だった場合
- 苦いもの
特有の味を苦くを感じた - 酸っぱいもの
マヨネーズの酸味を強く感じた - よくわからないもの
3回くらい見た、名前はわからない - 緑色
間違いなく緑
わからないものは誰でも怖い
人は、わからないものに対して心理的に不安を感じます。
不安は、恐怖心や意欲の低下。
食事に対してめんどくさいといった感情を招きます。
想像してみてください。
(ちょっと長いですが、お付き合いください)
この状況で、あなたはどういう行動をとりますか?
おそらく、何とか食べずにこの場を乗り切りたい……といったような考えが、頭をよぎったのではないでしょうか。
実は、幼児期の子どもとの食事でも、似たようなことがおきています。
同じ食材を使っていても、味つけや見た目が違っていると、子どもにとってははじめて食べるメニューになります。
食の経験が本能をあざむく
野菜を嫌がるという状態は、本能が危険を感知し、野菜は危ない対象と認識している可能性があります。
情報は、シグナルを打ち消してくれます。
わたしたち大人は、野菜は食べても安全なものだと知っています。
大好きとまではいかなくとも、味やにおい、美味しく食べる方法、食べる必要性、栄養素が不足したときの影響など、様々な知識とあわせて記憶しているはずです。
一か八かの防御策!「離乳食は順調だった」問題の答え
冒頭でも説明しましたが、ここまですっ飛ばしたあなたのためにもう一度。
2人に1人の子どもは、偏食の傾向を持って生まれてくるといわれています。
その理由として、本能が体を守っているから、です。
- 大人にくらべて食に対する経験が浅い
- 見た目から、味や安全を想像しにくい
- 豊富な経験を積むには、膨大な時間が必要
しかし、自分で動ける範囲が拡大する1歳前後から2歳頃になると、体に入ってくる危険はさらに増加。
一番発達が進んでいる味覚に比重を置き、体が身を守ろうと発達が進んでいきます。
この影響で生じるのが、あの「離乳食は順調だった」問題です。
本当は教えたくない野菜を食べてもらうテクニック3選
幼児期の子どもに野菜を食べてもらうには、テクニック3つがあります。
- 慣らす
- 見せる
- 空かせる
順番に解説していきます。
何度も見せて慣らす
鉄板的なセールステクニックに「接触頻度を上げる」というものがあります。
カンタンにいうと、相手に見慣れさせるという単純なもの。
心理学では、ザイオンス効果ともいいます。
単純だけど、効果はエグイ……
たとえば、
- 通勤中いつも見かける人を以前から知ってる人のような感覚にさせる
- 欲しくなかったのに広告で見かけるたび気になって買ってしまった
- 悩んだら聞いたことがあるメーカーを選ぶ
幼児期の子どもの食事でも、効果は絶大です。
ポイントは、捨ててもへこまない量を毎日ちょっとずつ、自然に。
上記の「欲しくなかったのに広告で……」という例を使います。
広告を見た時間は1日のうち数秒なんです。
毎日なじゃないかもしれないけど、割と高頻度。
そして、買え買え!って押されない。
どっちでもいいよって空気。
捨てる前提、捨ててもへこまない量
5回で口に入れるかも……、10回で芽が出ないことも……、わかりません。
子どもの成長を待って、数か月あけてあっさり成功ということもあります。
お手本を見せる
人は他人のマネをすることで、成長し学習できるいきものです。
観察学習、心理学ではモデリングといいます。
ことわざに「門前の小僧は習わぬ経を読む」というものがあります。
習わなくても、見たり聞いたりしているうちにできるようになるということです。
大人が野菜を食べている姿を子どもに見せてください。
何度もです。
やがて、潜在意識の中にすり込まれ、子どもは野菜に興味を持ちます。
大人の行動や言動を、子どもは常にモデリングしています。
おなかを空かせる
子どもが好きなものだけ食べるとき。
結論は、お腹がすいていないからです。
「空腹は最高の調味料」という言葉もあるように、おなかがすいているときは、何を食べてもおいしく感じてしまいます。
さらにいえば、「ちょっと野菜食べてもいいかな!」という子どものチャレンジ意欲も呼び寄せます。
ここからとても大事です。
大人は、おなかがそんなにすいていなくても、特別な理由があればごはんを完食できます。
でも、子どもはめちゃくちゃおなかが空いていなければ、好きなもので軽くお腹を満たしたいんです。
おやつは、量とごはんまでの時間に配慮してみよう。
違和感は取り除こう!意欲が経験値を押し上げる
子どもに野菜を食べてもらうには、「野菜なんて怖くない、自分にだってできる、ほら見てカンタンさ!」と思い込ませることが大切です。
- カンタン
- できる
スモールステップで小さな成功体験
スモールステップを意識し、ちょっと手を伸ばせば手が届くというところにゴールを設定しましょう。
ここで、子どもが野菜を食べるという状態をゴールにセットしてしまうと、成長を感じられす、お互いに苦しくなってしまいますよね。
子どもは、知らない食べものに接触した場合、以下のようなステップを進める傾向にあります。
- 知る
- 観察
- 触る
- においをかぐ
- なめる
- 口に入れる
- 食べる
厳密にはもっと細かく分かれたり、順番が多少前後、日によってできなくなることだってあります。
でも、おおよそこんな感じ。
なんと、「口に入れる」のは6ステップ目。
とてもハードルが高い目標になります。
ナッジで「できる」環境を整える
子どもが食事に集中できない環境だと、苦手な野菜を……というのもむずかしい場合があります。
まずは、ナッジを使って、行動をそっとうながせる環境をイメージしてみましょう。
たとえば、
- イスやテーブルの高さが体にあっている
- 料理が子どもの発達にあっている
- 見える位置に集中を乱すものがない
- 食具(お箸、スプーン)があっている
- デザートや好きなものは最後に出す など
食事中に違和感や気になることがあると、子どもの集中はそちらに反れてしまいます。
歩きスマホやスマホ運転が禁止されているように、マルチタスクは大人でもむずかしい脳の処理です。
これの軽いタイプが、テレビを見ながら、おもちゃで遊びながらの食事。
ながら作業といわれる行為です。
幼児期の子どもに、ながら作業は絶対にムリです。
子どもの集中力は、考えているよりずっと短いです。
きょうからできることは、どれでしょう?
対等な関係が子どもの自立を後押しする
「早く食べないと~」って脅してもムダ
子どもは、大人に命令や強制されることが大嫌いです。
心理的リアクタンスという心理がはたらいています。
生まれて数年でも、大人と子どもは対等
大人と子どもの関係は、対等である必要があります。
たしかに、大人の方が力も強く、知識も経験も豊富です。
生まれて数年の子どもは、トイレはおろか、食事だって一人でできません。
だからこそ、大人の方が子どもに歩み寄ることで、対等な関係が構築できるはずです。
学ぶのに子どもたちよりも長い時間をかけたものと見なすべきである
未来を生きるアドラーの教え_岸見一郎
なぜ、子どもと大人は対等な関係を築く必要があるのでしょう。
大人の支配下にいる子どもは、いわれた通りに動くことにエネルギーを使います。
自分で自分のことを決める必要もないので、いつまでも自立できなくなってしまいます。
あとがき
わたしたち大人ができることは、子どもの食事に介入することではなく、子どもの食事を援助をすることだけです。
イギリスのことわざに「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない」というものがあります。
馬(他人)に機会や援助はあたえられても、それを実行するかどうかは馬(他人)次第ということです。
食べてみたいと、子ども自身に思わせることが今できる最短ルートではないでしょうか。
当サイトが、少しでもあなたのお力になれたのなら、こんなにうれしいことはありません。
お子様とのお食事の中に、ほんのささやかな彩りを添えられたら幸いです。
この記事の筆者@nim0c0)
NIMOCO(\ 本物の出汁からはじめる 健康習慣 /
特選料亭白だし「四季の彩」